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 “ひとつ" と云う選択肢
長い道に放り出されて、迷い人の様にフラフラと歩く
ひたすらに長く続く、終わりの見えない、果てしなく遠い宙を見つめる

迷う事など無い、一本道だから

でも、この道で合っていると云う、絶対的自信も確証も無い
不安と焦りを伴って過呼吸気味に息はあがっていく
苦しい

それならばいっそ、自分で道を創ってしまおうか
誰にも止められない方向へ
何処に繋がっていくかも分からない新しい世界へ

たとえそれが、逃げ道に見えたとしても

| 16:08 | poem | comments(0) | - |
 人魚姫
通り過ぎる風に 思わず立ち止まって
ふりかえってみたけど
結局は 溺れている事に気付かない
人魚姫のように

綺麗な泡を 追って もがいて 苦しんで

まるで…悲劇のヒロイン

ステージから降りたくないの、と
得意の涙で 縋りつ
妖しい 黒い光で

貴方を 貶める

| 21:38 | poem | comments(0) | - |
 ナイトどりーむ
ソワソワしちゃうね こんな熱い夜は
花火だけじゃ 流れ星だけじゃ
今すぐ君をさらって 狭い窓から
眩しい夜空へ 君と ナイトどりーむ

ルーレットのノリで 夜の星座を廻して
月だって 光で満たして
君のキレイな瞳を もっと魅せてよ

浴衣だって ビキニだって Tシャツにデニムでも
どんな君だって カワイイよ
今 言うから きっと 言うから
胸の中だけじゃ もう溢れる
眩しい夜空へ 君と ナイトどりーむ


| 21:35 | poem | comments(0) | - |
 始まりの春
何を見つけよう? 宝物を決めておこうか?
苦しんだのなら もういいでしょう?
月の光に照らされて
陽の光に照らされて
夜も昼も いつも 私には光がある

夢見た春を 通り過ぎて
不安ばかりのあの日を
思い出しては 懐かしくなる

繰り返す日を 通り過ぎて
同じばかりのその日を
過ごしながら 変わってゆける

JUGEMテーマ:

| 21:59 | poem | comments(0) | - |
 新しい陽を
そして あなたが いつか 大きな存在になって
私たちの前に 再び 戻ってくるときは
喜びに満ちあふれた 祝福の光でむかえよう

 こんなにも小さくて こんなにも小さくて
 もう一人のあなたが そこにいる
 こんなにも大きくて こんなにも大きくて
 優しさを抱いたあなたが そこにいる

  見つけ出すの 地面を蹴って
  たとえ澄み切った空じゃなくても
  あなたの中で眠っている 天使の羽根を
  赤くて 白くて やわらかい
   そして 新しい陽を…

だから あなたが いつか 大きな笑顔を持って
私たちの前に 再び 戻ってくるときは
愉しみに満ちあふれた 金色の光でむかえよう

 こんなにも狭くて こんなにも狭くて
 もう一人のあなたが そこにいる
 こんなにも広くて こんなにも広くて
 優しさを抱いたあなたが そこにいる

  走り出すの あの光 目指し
  たとえ雨がやまなくても
  あなたの中で目覚めた 天使の羽根を
  愛しく 愛らしく 恋しい
   そして 新しい陽を…

あなたじゃなきゃ 甘えている
私たちが 強くなる
不安も悲しみも 期待も喜びも
あなたのおかげで
こんなにも 大きくなれた

  見つけ出すの 地面を蹴って
  たとえ澄み切った空じゃなくても
  あなたの中で眠っている 天使の羽根を
  赤くて 白くて やわらかい
   そして 新しい陽を…

| 22:50 | poem | comments(0) | - |
 ぬるい痛み
少し伸びた爪で、乾燥した肌をかきむしる。

すさまじい音を立てて、肌は赤く染まっていく。

其処で寝ているのは、誰。

甘い寝息を、吸ったり吐いたりして、
まるで、生きた人形のように、可愛らしいまつげ。

いつか昔の、魔女は、何処へ行ってしまったの。
今の私には、貴方の魔力が必要なのです。

貴方からの便りは、いらないわけじゃない。
怖いのです。

涙さえ、忘れてしまった、私を、
貴方に愛すことが、できようか。

| 22:29 | poem | comments(0) | - |
 眠れぬ夜に
貴方の部屋にいると、そわそわしちゃう。
何か、嵐でも来るんじゃないかって、どきどきするの。

ベッドに並んで、ふたりで座る。
お話したり、手を繋いだり、指を眺めたり、たまに、顔筋を撫でたり。
貴方の匂いを、私の全身に沁みこませたくて、
恥ずかしいけど、貴方の愛を、一滴残らず、頂戴。

貴方から、愛の証拠が欲しくて、
貴方の顔に、私の右手が伸びる。
驚いたように、目を丸くして、
でも、そんな貴方が、どこまでも愛おしい。

甘い吐息が漏れて、それをまた吸うように。
交じり合った言葉に、強さだけじゃ物足りない。
貴方の香りが、心地よい。
創られたモノなんかじゃなくて、貴方そのもの。

「もっと…」

って言いたくなる程、優しさがないとね。
その優しさを持っているから、貴方を選んだ。

それが、愛の証拠。

眠れぬ夜は、貴方の吐息を、頂戴いたす。

| 17:10 | poem | comments(0) | - |
 忘れたくない事
もう、忘れたくないよ。
あん時の感覚とか、香りとか。

貴方が想う色に染めて欲しいから、
その色が、よく分かるように、私は真っ白になります。
私が少しでも汚れてたら、貴方の色は、入ってこない。

今は、私が、閉じているのかもね。
鍵を失くしたから?

左手に握ってた鍵は、本物じゃないの?

| 21:21 | poem | comments(0) | - |
 遠く離れてる程に、近くに感じてる
夢の欠片を、一つずつ拾い集めて、大切にとっておく。
すると、遠い過去の思い出が、
夏だったり、冬だったりして、鮮明に甦る。
私が想うほど、近く感じるのに、
距離が遠いほど、安心する。

何故って、望まなくなるから。
この、欲深い本音に詰め込まれた、こそばゆい心が。

ただ、怖いの。
望んだ後、叶えてくれなかった神を恨むのが。
手を合わせて、泣くのだけは、嫌。
声を抑え切れなくて、哀れむような姿だけは、
絶対に、許されない。許さない、この私が。

遠く離れてる程に、貴方から見られていないという、
この非束縛感が、私を自由にするかわり、
何の輝きもない、しなやかさもない、
下から貴方を望む心だけが、月に向かって伸びる。

| 23:16 | poem | comments(0) | - |
 夢と星の魔法
たとえそれが、苦しい夢であったとしても、
貴方と会えるなら、素敵な冒険にかわります。

彼は、私の手をとって、歩き出した。
私は、小走りで、彼の後ろをついて行く。
真っ直ぐ前を向いて、歩く彼。
そんな彼の横顔でさえ、私は、見れませんでした。

何もかもが、変わってしまうのが、恐ろしくて。
誰かが、何かを決めてしまうと、一瞬、何かが下がる。
私の手を引くのは、誰?

たとえそれが、苦しい夢であったとしても、
貴方と会えるなら、星の瞬きも、止まるでしょう。

我慢したら、我慢しただけ、
いつか、貴方と本当に出会えたとき、
たとえそれが、偶然でなくて、約束であったとしても、

華は、艶やかな黒い光と、金色の線を辿って。

そして、貴方の頬を探しに。

目を閉じて。 私が、思い出せますか。

| 22:08 | poem | comments(7) | - |
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