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 音色
「音色」

今日も聞こえてくる ピアノの音
君の家を通るたびに 聞こえてくる
何の曲を弾いているのか わからない
でも
一生懸命練習しているのが 僕にはわかる

合唱の練習で 君はピアノを弾く
そうか
あの日聞こえていたのは この曲なんだ
毎日 急いで帰っては
君の家はピアノの音色につつまれる

君のピアノで 僕は 歌う
僕からは 少し離れたところで 君は一生懸命に
いつか 歌のテストで 君の伴奏で 僕は歌った
とっても嬉しかった
僕は 緊張して 顔を真っ赤にして
それでも 君は 僕を見ながら 弾いてくれた

君に届かなくても 僕は歌います
君だけに これを 歌います
だって 僕は 君が好きだから
鍵も閉めず 僕は 心の放浪者

今日も 僕は 君を見て 歌っています
気付かなくてもいい 届かなくてもいい
だけど いつかは 僕を見て

| 09:19 | poem | comments(0) | - |
 リング
「リング」

貴方にもらった、小さなリング
ずっと大切に、使っています。

もらった物は、全部、
大切で、大事で、嬉しくて、まぶしくて、愛おしい。
それが、どんなに小さな物であっても、
そんな事は、構わない。

貴方から受け取る、小さなリングは
暖かな手から、私の手へ
笑顔の手紙と一緒に、私へ届く。

貴方と、ずっと一緒に居られる事が嬉しくて、
同じところへ、いける事が、幸せで、
そして何より、
貴方を語ることができて、誇らしい。

貴方がくれた、私への愛の言葉。
今も、いままでも、そしてこれからも、
一生忘れない。
まるで、花束に添えたカードのように。

消える事はなく、生まれる事はない。
この、不確かな愛が、幸せ。

| 09:16 | poem | comments(0) | - |
 道〜貴方がくれた物
「道〜貴方がくれた物」

この道 覚えていますか?
この木 覚えていますか?
いつか 思い出になると 想っていた。
でも 想うだけで 忘れるの。

人って 怖い。
でも 素敵。
汚れた事が 嫌いなの?
綺麗な事が 嫌いなの?
どんな所を 見てほしいの?
こんな所は 見られたくない?

日めくりを数えて
想い出になる日を数える
時間は戻らない
時間は止まらない
時間は進んでくれない
時間は死なない

同じ道を何度も通る
どこへ行くにも
もう この道しか 残っていない
歩くたびに 想い出がよみがえる
綺麗な笑顔と 残酷な声が
月と 太陽と 一緒に

この道を 何度も歩く
何があっても 何度も歩く
要らない 振り返らない 要らない

今日は まっすぐ 歩きます

| 09:13 | poem | comments(0) | - |
 光〜ヒカル
「光〜ヒカル」

夜空にあがる 大きな花火より
小さな小さな線香花火だって
負けず劣らず 綺麗なのです

パチパチと 私の瞳で踊る
キラキラと 私の瞳で歌う
チラチラと 私の瞳で輝く

浴衣を着て 少しお洒落をしました
君は少し 恥ずかしそうにしながら
私の線香花火を 眺める
君の瞳にうつった 小さな線香花火は
私の浴衣を 明るく照らしました
君は私を見ては また恥ずかしそうに下を向く
その姿が 愛らしくて
帰り道の後姿が 恋しい

帯を見せて 私は君と別れる
ふと 振り返っては 立って手を振る 君を見る
浴衣 見返り美人

少しは 君に 伝わるのかな

| 09:11 | poem | comments(0) | - |
 涙〜なみだ
「涙〜なみだ」

ほろり
苦いモノが私を濡らす
さらり
甘いモノが私を濡らす

いつか、貴方の事で、涙を流しました。
悲しくて、辛くて、悔しい
それでも、貴方を想う事が
嬉しくて、幸せで、楽しい

こんなにも
愛おしくて
     切なく
        儚い

私の涙の色は
青から水色にかわり
緑から黄緑にかわり
橙から桃色にかわり
赤から透明になる

まるで、水の中で戯れる、硝子玉のよう

今日も、あの日の涙を思い出しては
静かに、陽の光を浴びています。

| 09:09 | poem | comments(0) | - |
 貴方の隣
「貴方の隣」

この場所にいるときは
いつも貴方の傍にいたい
そう 思うのは いつからだろう?

この時間になるときは
いつも貴方の傍にいたい
そう わかるのは いつからだろう?

こうやって、貴方を想うこの一瞬も
貴方は 目を開いて 呼吸をしているわけであって
けして、私をしらないわけではない

私が見ている光を 貴方は同じように見えるの?
私が聞いている音を 貴方は同じように聞こえるの?
私が感じている風を 貴方は同じように感じられるの?

風が 駆け抜ける
光が 追いつく
私は その後を追う

いつも 貴方の 隣で
存在しているだけで

         幸せ

| 09:08 | poem | comments(0) | - |
 光と雨粒
「光と雨粒」

今日は雨が降っていました。
私は傘をさしました。

雨は
しっとりと
静かに
傘の上に落ちてきました。

雨はすぐに やんでしまいました。
雲が離れていったので
私は、傘を閉じました。

私の手を誰かが触れるので
思わず見てみると
私の手の中に、雨粒が居ました。

雨粒は
きらきらと
密かに
私の中で踊っていました。

こんな雨も、降るのかもしれません。

| 09:05 | poem | comments(0) | - |
 夢の中で〜静夜
「夢の中で〜静夜」

それは、涼しい夜でした。
静かな夜風が、私の窓を揺らしました。
金色の月が、私の枕を照らしました。
白い星達が、私の瞳を濡らしました。

何故か、急に、さみしくなって
広くて、暗い、夜空を見上げました。

風が、私の髪をなびかせる

今日は、静かな夜です。

静かな夜道で、貴方に会いました。
貴方は、とても、優しい顔をしていました。
私は、泣いていました。

貴方は、そっと、私の手をひいてくれたのです。
泣きながら歩く私に、そっと。
それが、ただ、嬉しくて。
貴方の手は、大きくて、温かくて、優しくて
私の涙を全て、うけとめてくれているようでした。

目が覚めるのがもったいなくて
朝の太陽に、あいさつをしませんでした。

夢の中での貴方は
とても優しい、ひとでした。

| 09:01 | poem | comments(0) | - |
 夏乙女
「夏乙女」

夏になりました。
毎日、暑いです。
きっと、貴方も暑い思いをしている事でしょう。
私の夏も、暑いのです。

空は、一つしかないのに
貴方と同じ空を見上げていると思うと
なんだか、嬉しいのです。

大きな太陽を見上げていても
広い雲を見上げていても
小さな星を見上げていても
綺麗な花火を見上げていても
きっと貴方も見上げているんだろうと
何故か、考えてしまうのです。

夏の乙女は、想いがいっぱいです。

| 08:59 | poem | comments(0) | - |
 瞳〜hitomi
「瞳〜Hitomi」

貴方に出会って、何かが変わった。
でも、何が変わったのか、私にはわからない。
わかる事が出来ない。

貴方の姿を見るたびに
貴方の声を聞くたびに
貴方の顔を眺めるたびに
貴方の手が触れるたびに
何かがわかる。
わかった気がした。

いつか歩いたこの道が
いつか貴方との思い出になる
そう信じて、私は歩いた。

貴方の瞳を、もう私は見る事が出来ない。

| 08:57 | poem | comments(0) | - |
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