たとえそれが、苦しい夢であったとしても、
貴方と会えるなら、素敵な冒険にかわります。
彼は、私の手をとって、歩き出した。
私は、小走りで、彼の後ろをついて行く。
真っ直ぐ前を向いて、歩く彼。
そんな彼の横顔でさえ、私は、見れませんでした。
何もかもが、変わってしまうのが、恐ろしくて。
誰かが、何かを決めてしまうと、一瞬、何かが下がる。
私の手を引くのは、誰?
たとえそれが、苦しい夢であったとしても、
貴方と会えるなら、星の瞬きも、止まるでしょう。
我慢したら、我慢しただけ、
いつか、貴方と本当に出会えたとき、
たとえそれが、偶然でなくて、約束であったとしても、
華は、艶やかな黒い光と、金色の線を辿って。
そして、貴方の頬を探しに。
目を閉じて。 私が、思い出せますか。