貴方の部屋にいると、そわそわしちゃう。
何か、嵐でも来るんじゃないかって、どきどきするの。
ベッドに並んで、ふたりで座る。
お話したり、手を繋いだり、指を眺めたり、たまに、顔筋を撫でたり。
貴方の匂いを、私の全身に沁みこませたくて、
恥ずかしいけど、貴方の愛を、一滴残らず、頂戴。
貴方から、愛の証拠が欲しくて、
貴方の顔に、私の右手が伸びる。
驚いたように、目を丸くして、
でも、そんな貴方が、どこまでも愛おしい。
甘い吐息が漏れて、それをまた吸うように。
交じり合った言葉に、強さだけじゃ物足りない。
貴方の香りが、心地よい。
創られたモノなんかじゃなくて、貴方そのもの。
「もっと…」
って言いたくなる程、優しさがないとね。
その優しさを持っているから、貴方を選んだ。
それが、愛の証拠。
眠れぬ夜は、貴方の吐息を、頂戴いたす。